散らかっているのは何ですか？ | 整理・収納 | 千葉エリアで家事代行サービスをお探しでしたら思いを込めたサービスをご覧ください

今日は散らかっているモノについてお伝えします。
昨日は我が家のおばあさんと物置の鍵についてお話ししましが
実際に2時間以上を探し物に費やした上で
やっと見つかった物置の鍵は
おばあさんの買い物袋から出てきました。
他の誰にも見つけられない場所だったと思います。
なんでそんな所に入れていたのか？
物置に何の用があって買い物袋を持って行ったのか？
イイエ！
たぶん・・・多分ですが
きっと上着かズボンのポケットに
一度は入れていたんだと思います。
その後、その服装のまま買い物に出た時に
「ポケットの中ではどこかに落とすかもしれない」
と思ったおばあさんは
買ってきたものを片付ける時に一緒に片付けよう！
と考えて買い物袋の中にいれたのでは・・・？
普通、二段階操作は安全装置の事が多いのですが
家に着くまでにすっかり鍵の事は
頭から消えてしまったのでしょう。
物置の鍵は小さなものです。
買物荷物は片付けても買い物袋を片付けなければ
鍵はそのまま袋の中という事になります。
我が家では物置の鍵も一つ、世の中では真実も一つです。
真実が記憶から消えてしまっては探し物も迷宮入りです。
後からならば全て「・・・たら」「・・・れば」ですが
最初に物置の鍵を閉めた時に
ちゃんと鍵を片付かていれば・・・
買物荷物を片付ける時に
買物袋の中を見て確認していたら・・・
買物袋はエコバックだったので
使い終わった時にきちんとたたんで仕舞っていれば・・・
物置の鍵の存在に気が付いて
元の場所に戻していたのではないでしょうか？
つまり　“心ここにあらず”
人は一つの事をいつまでも考えていられません。
同じ課題について考えていても
アイデアを巡らせたり
次から次と色んなことを考えています。
逆に、幼稚園や保育園で
3歳児でも探し物に時間を取られず
短時間で片付けができているのは
子どもたちは“先生の言う事をよく聞く”
先生も“子供たちが行動できるように指示を出す”
という関係性ができているんですね。
先生がすぐに出来る事しか指示されないので
子どもたちが他の事を考える事はありません。
なんなら、
子どもたちは「自分はちゃんとできるよ！」
というアピールがしたいので競争のように行動します。
そして先生はちゃんとできた事を褒めてくれます。
褒められれば子どもたちも嬉しいので
次の指示にも応えるというサイクルができていきます。
お絵描きをしても、運動をしても、何をしても
「準備(出す)」→「使う」→「しまう」という
片付けまでを一連の作業として完結させ
1つ終わったら、必ず片付ける！
というルールが徹底されているからでもありますし
そもそもの収納スペースが
子どもたちの使いやすい高さであったり
引出しや扉の開け閉めをする必要のない
オープン収納になっています。
ところが？
大人になると言われた事ができたくらいでは
誰も褒めてくれません。
褒められなくなると
それまで出来ていたこともやらなくなってしまいます。
やらなくなった事に対して
大人は「やろうと思えばいつでもできる」と思っていますが
実はやらないとできなくなってしまいます。
「やりたくない」は精神的に「出来ない」という事で
“出来ない”同じ意味のコトバなんですね。
「やらない」と言って手放したモノは
ちゃんと「出来なくなる」のです。
さて、本日のテーマである
「散らかっているモノは何ですか？」
ズバリ申し上げると
出してきたものを使い終わった時・・・
その時の「今」が散らかっています。
我が家のおばあさんも
物置の鍵を締めた時という「今」
鍵をしまうまでを一連の作業の終わりにしなかったことが
探し物の発端となっています。
きっと物置から出してきた物
又は
何かを物置の中に入れて
鍵をしまうという最後の作業を終わらせる前に
その次の作業に気持ちが移ってしまった事で
物置の鍵を締めた「今」しなければならなかったことを
やらなかったんですね。
本来「使った物を片付ける」で完結させなければならない事が
置き去りにされて散らかっています。
実際に散らかっている手に取る事ができる実物は様々ですが
片付けをしなかったあの時という「今」が
散らかっているのです。
では「何故片付けられなかったのか？」
これについてはまた次回お話しさせていただきますね。
本日も最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました。